今年やってよかったゲーム『Slay the Spire』。
数多くの後続作品を生んだデッキ構築型ローグライクの金字塔。とはいえ開発者もインタビューにて影響の受けた作品をいくつか上げその中のひとつ『Dream Quest』からは多大な影響を受けているように見える。
正式版リリース時に動画配信でよく見ていたのでやらなくていいと思っていたが、この手のゲームをどれか一つ買うとしたら避けては通れない作品だと判断しオータムセールにて購入。
もともとカードゲームが好きなのでこのゲームもしっかりハマった。
複数のカードやレリックを見比べ、シナジーを考えながら塔を登っていくのはMTGのドラフトのようで楽しい。
カードやレリックの効果を最大限生かした時の爽快感。
使い方がわからなかったカードがランダム生成されて気づくシナジーの生み方。
ブロックが足りずみるみるうちに削られていくHP。
それならとブロックをいっぱい入れた結果相手を殴れず自分にデバフが山盛りになって相手はバフで頑丈。手も足も出ず敗北。
このカードがあれば、なければと考えながら、店に向かう道中で金をむしり取られて何も買えずに出ていくしかない時の悲しみ。
敵とデッキの嚙み合った時の上振れは嬉しいが下振れはできるだけ避けたい。そのためのデッキ構築をさじ加減が難しくだが面白い。
一回のプレイ時間は短くて試行錯誤しやすい、空いた時間に気軽にできるのもいい点だ。
カードゲームの魅力がしっかり詰まったいい作品。じっくり楽しんでLv20クリアまでたどり着きたい。軽く触るつもりが気づけば40時間。アセンションを高める毎日。現在Lv7。わかっていたがスルメゲーだ。